飼い主ママうちの子、水道水をそのまま飲ませても大丈夫なのかな…?
そんな不安を感じたことはありませんか?
大切な家族であるワンちゃんには、できるだけ安心でおいしいお水をあげたいですよね。
実は、日本の水道水は世界でも安全基準が高く、基本的には犬にとっても安心して飲めるお水なんです。
でも、においやカルキ、地域によっては水質が違うこともあり、「気づかないうちに飲まなくなっていた…」なんてケースも。



この記事では、犬に水道水をあげても大丈夫なのか、その理由と注意点をやさしく解説します。
さらに、飲まないときの工夫や、シニア犬の保護犬チワワ・ラテまるが実際に試した「安心できるお水」体験も紹介します。
読み終えるころには、あなたも今日から迷わずお水を用意できるようになりますよ。
犬に水道水をあげても大丈夫?愛犬の飲み水で迷ったら





「犬に水道水をあげても大丈夫?」と心配になる飼い主さんは多いですよね。
特にシニア犬やチワワのように体が小さく、胃腸がデリケートな子だと、ちょっとした水の違いでも気になるものです。
この記事では、日本の水道水の安全性から、飲まないときの工夫、そしてラテまるの体験談まで、やさしく解説していきます。



ラテまるも最初は「お水どうしよう?」ってなったんだよ〜♪
日本の水道水はほとんど安心



日本の水道水は、ペットである犬に飲ませても基本的には安心です。
その理由として、日本の水道水は残留塩素が「1mg/L以下」で管理されており、これは世界保健機関(WHO)が示す「5mg/L以下」というガイドラインを大きく下回っているためです。
また、日本の水道水は「軟水」と呼ばれる種類が多く、ミネラル(カルシウム・マグネシウム)含有量が少ないため、犬の体にもやさしいとされています。
「水道水では駄目かも…」と必要以上に不安にならず、まずは水道水を安心してあげてみて大丈夫です。
ただし、「基本は安心」という意味であり、例外的に注意すべきケースもあります。


日本の水道水は安心してあげられます。



ラテまるも、まずは普通のお水からスタートしてるよ!
地域によって味や成分がちがう理由



「日本の水道水は安心」とはいえ、実は地域によって味・硬度(含まれるミネラル量)・においが少しずつ違うことがあります。
一部の地域では、硬水に近い水質のところもあり、通常の地域よりミネラルが多めになるケースがあります。
これは、水源が地下水か表流水か、または地層に含まれる岩石やミネラルの種類によって変わるためです。
たとえば、石灰岩が多い地域ではカルシウムを多く含み、硬度が高くなる傾向があります。
硬度とは、1リットルあたりに含まれるカルシウムとマグネシウムの量で、一般的に「60mg/L以下=軟水」「120mg/L以上=硬水」という基準があります。



東京都水道局公式サイトを参考にしてください。
そのため、今住んでいる地域の水道水の硬度・味・においを一度確認しておくと安心です。
確認は、各自治体の水道局のウェブサイトで「水質検査結果」や「硬度」の情報を掲載していることが多いので、時間があるときにチェックしてみましょう。



ラテまるが住んでいる地域は軟水だよ!
犬に与える水は軟水と硬水どっち?違いと注意点



日本の水道水は、世界的にもめずらしいほど「軟水」が中心なんです。
日本のほとんどの地域では、硬度が60mg/L以下の「軟水」が供給されています。
- 60mg/L以下=軟水
- 60〜120mg/L=中硬水
- 120mg/L以上=硬水
東京都水道局によると、都内の水道水の平均硬度はおよそ60mg/L前後で、軟水に分類されます。
軟水はカルシウムやマグネシウムといったミネラルの含有量が少なく、シニア犬や腎臓が弱い犬にもやさしいといわれています。



一方で、海外の一部地域では「硬水」が主流です。
硬水はミネラル分が多く、尿結石や腎臓への負担につながる可能性があると指摘されています。ただし、現時点では医学的な明確な因果関係は確認されていません。
腎臓が弱い子や尿路トラブルを抱えている子にとっては、できるだけ刺激の少ないお水を選んであげるのが安心です。
そのため、旅行先や輸入ミネラルウォーターを与えるときは注意が必要です。





軟水はやさしくて飲みやすいけど、ラテまるはもっと安心できるお水が好きだよ〜♪
シニア犬が気をつけたい飲み水のポイント



シニア犬になると、若いころと同じように水を飲んでいても、体への負担が変わってくることがあります。
理由として、加齢とともに腎臓や肝臓の機能がゆるやかに低下し、体内の水分バランスを調整する力が弱まるためです。
そのため、硬度が高い水(硬水)を長期間与えると、腎臓に負担がかかる可能性があります。
また、腎臓病や結石の既往がある場合は、ミネラル量の少ない軟水や、塩素を取り除いた浄水を選ぶと安心です。
もちろん、健康なシニア犬であれば、日本の水道水をそのまま飲ませても問題ありません。ただし、においや味に敏感になってくる時期でもあるため、飲みが悪いときは水を替えて様子を見るのも良い方法です。
大切なのは、「お水を変えること」よりも「お水を切らさないこと」。新鮮な水をいつでも飲める環境を保ってあげることが、健康維持につながります。



ラテまるも、のんびりペースでお水タイムしてるよ♪
カルキやミネラルの影響はある?



「水道水だからカルキ(塩素)やミネラルが気になる…」という疑問を持たれる方も多いですね。



まず、カルキ(消毒用塩素)について。
日本の水道水は残留塩素濃度が安全基準内となっており、塩素が犬の健康に大きな影響を与えるというデータは出ていません。
ただし、カルキ臭・金属臭・古い水道管・貯水槽の老朽化などの影響で「においや味が気になる」ケースはあります。



次にミネラル(カルシウム・マグネシウム)について。
日本の多くの水道水は軟水で、ミネラル量が少ないため、犬にも比較的優しいとされています。
ただし、硬水地域や輸入ミネラルウォーター、ウォーターサーバーの一部では硬度が高く、ミネラル量が多めになる傾向があります。
そのため、尿路系(尿結石など)のトラブルとの関連が指摘されることもありますが、明確な因果関係は確認されていません。
気になる場合は、かかりつけの獣医師に相談してみると安心です。





においや味が違ったら、ラテまるもちょっと用心するよ。
犬が水道水を飲まないときの対処法とシニア犬ラテまるの実体験





「お水を用意しても、なかなか飲んでくれない…」そんな悩みを持つ飼い主さんは少なくありません。
特にシニア犬や保護犬は、体の変化や環境の違いによって飲水量が減ることがあります。
ここでは、実際に水をあまり飲まなかったチワワのラテまるの体験を交えながら、家庭でできる工夫や対処法を紹介します。



ラテまるも昔はあまりお水を飲まなかったんだ〜
飲まないときに試したい工夫



シニア犬や環境が変わったばかりの子は、少しのにおいや場所の変化でも敏感に反応します。
そんなときは、いくつかの工夫で「飲みたい気持ち」を引き出してあげましょう。
- 給水器やお皿をこまめに洗う
毎日軽く洗ってあげるだけでも清潔を保てます。数日放置すると、ぬめりや雑菌が発生しやすく、においの原因になります。 - お水の温度を変えてみる
冷たすぎるお水は苦手な子も多いです。少しぬるめ(常温〜30℃前後)にすると、飲みやすくなることがあります。 - お皿の位置を変える
フードボウルの隣だけでなく、寝床の近くやリビングのすみにも置いてみましょう。犬は気分によって飲む場所を選ぶこともあります。 - お水を2種類用意する
いつもの水道水のほかに、浄水器の水や沸かして冷ました水を並べておくと、犬が好みを選びやすくなります。 - カルキ臭をとる工夫をする
水道水のにおいが気になる場合は、一度沸かして冷ますだけでカルキ(塩素)臭を和らげられます。においに敏感なシニア犬には効果的です。 - 飲水量を観察する
「お皿に残っている」「においをかいで離れる」などの様子が続くときは、体調変化のサインかもしれません。早めに獣医さんに相談しましょう。
ちょっとした工夫で、「お水を飲むのが楽しい時間」に変わることもあります。清潔で安心できるお水を保つことが、毎日の健康維持につながります。





ラテまるも、気分でお水の場所を選ぶことあるよ〜♪
ウェットフードで水分補給をする



ラテまるはもともとあまりお水を飲むタイプではありませんでした。
そこで取り入れたのが、ウェットフードでの水分補給です。
実は、ラテまるは歯がないという特徴があります。そのため、ドライフードが噛みにくく、自然とウェットフード中心の食事になりました。結果的に、食事をしながら無理なく水分をとれるようになりました。
歯がないワンちゃんとの暮らし方については、こちらで詳しく解説しています。


ウェットフードは食いつきが良く、水分量が70〜80%ほど含まれているため、シニア犬や歯のないワンちゃんにもぴったり。特に水分不足が気になる季節には効果的です。
ラテまるの場合も、ウェットフードを取り入れてから尿の回数が安定し、食後に落ち着くようになりました。
おすすめは、私たちも使っているココグルメやペトコトフーズのような国産ウェットフード。
新鮮な食材で作られていて、水分補給も兼ねられます。
詳しくは以下の記事でレビューしています。
2つのフードの比較記事も、ぜひご覧ください。







ウェットフードなら、食べながらお水もとれるんだよ〜♪
ラテまるが試した「獣医さんの水素水」
ラテまる(チワワ♀)は、もともと繁殖犬として長い年月を過ごしてきた保護犬です。
保護団体の方々が繁殖場からレスキューしてくださり、推定6歳のときに我が家へやってきました。
繁殖犬と保護犬については、こちらの記事で詳しく紹介しています。


それから約4年が経った頃、突然ラテまるに異変がありました。
ある日、外出中にFurbo(ファーボ)ドッグカメラで様子を確認すると、いつもと違って元気がない様子……。
すぐに帰宅すると、ラテまるはぐったりとしており、そのまま動物病院へ。検査の結果、入院が必要な状態でした。


幸いにも、早期発見と治療によって無事に回復できました。
このとき、Furbo(ファーボ)が本当に役立ちました。
Furbo(ファーボ)については、こちらのレビュー記事をどうぞ。



もしFurboで見ていなかったら…と思うと、本当にゾッとします。


退院後もお薬を飲みながら穏やかに過ごしていますが、免疫力や体力のことを考えると、少しでも体にやさしいお水をあげたいという気持ちが強くなりました。



そこで試してみたのが、「獣医さんの水素水」です。
実際に使ってみると、においもなく、ラテまるも自然にペロペロと飲んでくれるようになりました。
これまであまりお水を飲まない日もありましたが、水素水に変えてからは、自分からお皿に近づいて飲むようになったのが印象的でした。
味やにおいに敏感なチワワでも、違和感なく続けられる、やさしいお水です。


詳しいレビューや使用感については、こちらの記事で詳しくまとめています。


ラテまるにとって、「お水を飲む時間」は単なる水分補給ではなく、安心できる癒しのひとときになりました。



おいしいお水を飲むと、なんだか体がぽかぽかするんだ〜♪
まとめ|犬に水道水をあげても大丈夫?安心できるお水が愛犬の毎日を支える



水は、犬にとって「“命のしずく」です。
けれど、「水道水をそのままあげていいのかな…?」と迷う飼い主さんも多いですよね。
この記事を通してお伝えしたかったのは、日本の水道水は基本的に犬にも安心だということ。
そして、「お水をどうするか」よりも、いつでも新鮮なお水を飲める環境をつくることが一番大切だということです。
地域によって硬度やにおいが違うように、ワンちゃんにもそれぞれの好みがあります。
飲みやすい温度にしたり、器を清潔に保ったり、ちいさな工夫が、愛犬の健康を支えます。



ラテまるも、昔はお水を飲まない子でした。
でも今では、自分からお皿に近づいてゴクゴク飲むようになりました。
その姿を見ていると、「あの日、悩んで調べてよかった」と心から思います。
あなたのワンちゃんも、きっと大丈夫。
毎日の一杯が、これからの幸せな日々を支えてくれます。
「うちの子にも、もっとやさしいお水をあげたい」と思ったら、ラテまるも実際に使っている「獣医さんの水素水」をチェックしてみてください。


きっとあなたの愛犬にも、安心のひとしずくになります。



お水を飲むとね、ママの愛情がぽちゃんって体にも心にも広がるんだ〜♪



