
外で飼ったほうが気楽かな…



でも、うちのチワワを外で飼って大丈夫なんでしょうか?
そんな不安を抱えているあなたへ。
チワワは体が小さく、暑さや寒さ、音や匂いなどの刺激にもとても敏感な犬種です。
一見のびのびして見える外飼いですが、実は命にかかわる危険がいっぱいなんです。
特に保護犬として迎えた子なら、なおさら安心できる環境が必要になります。
でも大丈夫。



この記事を読めば、「なぜ外飼いが危ないのか」、「室内でもムリなく快適に飼える方法」がよく分かります。
さらに、家族みんなが笑顔になれるチワワとの暮らしのヒントも満載です。
チワワとの生活を安心で、もっと愛おしいものにするために。
まずは記事の中身をじっくり読んでみてくださいね。
チワワは外飼いって本当にできるの?初心者でもわかる基本知識


チワワは外飼いできる犬種なの?
チワワは体がとても小さく、寒さや暑さに弱い犬種です。
そのため、外で飼うことはおすすめできません。



特に冬の寒さや夏の暑さは、チワワにとって命に関わることもあります。
また、外では他の動物や人とのトラブルも起こりやすく、危険が多いです。
チワワは外飼いには向いていない犬種です。
室内で家族と一緒に過ごすことで、安心して健康に暮らすことができます。
家の中であれば、気温の変化も少なく、危険も少ないため、チワワにとって快適な環境となります。





外はこわいから、おうちの中がいいな!
それぞれの季節にあわせた対策を、こちらの記事で詳しく紹介しています。




外飼いされているチワワの実例ってあるの?
実際に外で飼われているチワワも存在しますが、多くの場合、健康や安全に深刻な問題が生じています。
以下のようなリスクが報告されています。
- 寒さや暑さで体調を崩す
- 他の動物(カラス・猫・野良犬など)に襲われる
- 人目につかず、虐待やネグレクトが発見されにくい
- 水や食事が不十分で、命に関わることもある
実際、劣悪な環境で長期間放置され、保護されるに至ったケースも少なくありません。
あるチワワは、外飼いのままネグレクト状態に置かれ、食事や医療のケアも受けられず、深刻な体調不良や精神的な不安を抱えていました。
しかし、保護された後は、愛情ある家庭でのケアによって、徐々に心と体の健康を取り戻していったそうです。
外飼いのチワワは、多くの危険にさらされています。



チワワを飼う際は、室内での飼育を強くおすすめします。
室内であれば、チワワの健康や安全を守ることができるだけでなく、一緒に過ごす時間が増えることで、自然と信頼関係も育まれていきます。





外は寒いし暑いし、こわいことがいっぱいだよ…
小型犬を外で飼うとどうなる?リスクを知ろう
小型犬は見た目が愛らしく、活発で元気な子も多いですが、実はとても繊細な体と心を持っています。
チワワに限らず、ポメラニアンやマルチーズ、トイプードルなどの小型犬は、寒暖差に弱く、体温を保つことが苦手です。
外で飼うと、気温の変化による体調不良や、急な悪天候によるストレスを受けやすくなります。
また、外飼いではノミやダニ、蚊などの寄生虫被害が起こりやすく、皮膚病やフィラリアのリスクも高まります。
さらに、吠え声によるご近所トラブルや、通行人との接触による事故など、人間側のストレスも増える傾向があります。
こうした環境要因が重なると、小型犬にとって外飼いは心身にとって大きな負担となります。
健康で長生きしてもらうためにも、小型犬は家の中で飼うのがもっとも安全で安心な選択肢です。





おうちの中が、いちばん安心だよ!
チワワとポメラニアンの違いについては、こちらの記事をどうぞ!


保護犬チワワを外飼いするのはなぜ危険なのか



我が家にやってきたラテまるは、元繁殖犬でしたでした…
長いあいだ繁殖場の狭いケージの中で暮らし、外の世界を知らずに過ごしてきた子です。
繁殖犬については、こちらの記事で詳しく解説しています。
そんなラテまるが保護施設にレスキューされ、はじめて「家庭」という場所にやってきました。


ラテまるのような保護犬にとって、「安心して眠れる場所」は何よりも大切なものです。
でも、もしそんな子を外で飼ってしまったら…どうなるでしょうか。
過去に辛い思いをしてきた保護犬チワワにとって、外の音やにおい、人の気配はすべてが不安の種になります。
とくに夜の寒さや雷の音、見知らぬ人の足音などは、トラウマを刺激しやすく、精神的に大きなストレスとなるのです。
保護犬チワワを外で飼うことは、心と体の回復を妨げてしまう可能性があります。
室内で、できるだけ静かで落ち着いた空間を用意し、やさしい声で名前を呼びながら過ごしてあげてください。
ラテまるも最初は震えてばかりでしたが、今では「おうちがいちばん安心」と思えるようになった様子です。
保護犬だからこそ、これからの時間は「ぬくもり」と「信頼」の中で過ごしてほしい――そう願う方にこそ、室内飼いをおすすめします。





こわいこと、ぜんぶ忘れられるように…
おうちの中がいちばんすき!
外飼いに向いていないチワワの性格



チワワは小さな体に、繊細で臆病な心を持った犬種です。
とても警戒心が強く、知らない人や音に敏感に反応します。
郵便配達のバイク、風の音、カラスの鳴き声……人間にとっては何気ない音でも、チワワには「こわい!」と感じやすい子が多いんですよ!
こうした環境下にいると、チワワは常に緊張し続け、リラックスする時間がなくなってしまいます。
また、怖がりな性格のチワワは、逃げ場がない外での生活に強いストレスを感じやすく、問題行動や体調不良にもつながるおそれがあります。
ラテまるの分離不安と安心生活の工夫については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
外では「安心」「信頼」「ぬくもり」といったチワワに必要な感情が育ちにくく、結果的に心を閉ざしてしまう子も少なくありません。
チワワの性格に寄り添うなら、家の中という静かで安心できる空間がとても大切なんです。
室内であれば、飼い主さんの声やぬくもりを感じながら、少しずつ心を開いてくれるようになります。
チワワと本当の信頼関係を築きたいなら、「性格」を理解することがスタート地点です。





お外のお散歩は大好きだよ♡
チワワの性格について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。


外飼いではなくチワワの室内飼いをすすめる理由と安心の環境づくり


チワワはなぜ室内飼いが安心なの?
チワワにとって「安心」は、元気に生きていくための大切なカギです。
体が小さく、音や気配に敏感なチワワは、外の刺激に囲まれていると落ち着けません。
でも、家の中なら大好きな人の声が聞こえて、においも温度もいつもと同じ。



そうした「変わらない日常」が、チワワの心をやさしく包んでくれます。
お留守番のあとは「おかえり」の声を聞いて安心し、夜はふわふわのベッドでぐっすり眠る。
そんな小さな幸せの積み重ねが、チワワの「信頼」と「絆」を育ててくれるのです。
室内飼いは、ただ安全というだけではありません。
それは、家族の一員として愛されながら、心から安心して暮らすための、いちばんやさしい選択肢です。





おうちのなかって、こころまであったかくなるんだ〜♡
共働きでも安心して室内で飼える工夫とは?
共働き家庭でも、チワワを室内で安心して飼うことは十分可能です。
大切なのは、「お留守番の時間も快適に過ごせる環境づくり」です。以下のポイントを押さえて工夫してみましょう。
- 専用スペースを確保する
ケージやサークルで安心できる「自分の場所」をつくる - 退屈対策をする
知育おもちゃや長持ちおやつを用意して時間を有意義に - 安心感を与える
飼い主の匂いがついた毛布などを入れておくと落ち着きやすい - 見守りを工夫する
ペットカメラを設置すれば、外出先からも様子を確認できる
このように、小さな工夫を積み重ねれば、共働きでもチワワとの暮らしはきちんと成り立ちます。





おもちゃで遊んで待ってるね!
▼もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。


小さな子どもがいる家庭でも安全に暮らすコツ
小さな子どもがいる家庭では、チワワと安全に暮らすためにいくつかの工夫が必要です。
子どもたちは犬と仲良くしたがりますが、その無邪気さがチワワを怖がらせてしまうことがあります。
特に、騒がしい声・急な動き・しつこい抱っこなどは、繊細なチワワにとって大きなストレスです。



うちの下の娘っ子もしつこくかまうから、最初はぜんぜん懐かなかったわ。



だって、ラテまる「かわいい」んだもん💕
だからこそ、子どもたちには「犬との接し方のルール」を教えることがとても大切です。
- 犬に触る前に「触っていい?」と声をかける
- 寝ているときやごはん中はそっとしておく
- 追いかけたり、急に手を出したりしない
こうしたルールを家族みんなで共有し、守ることでチワワの心が少しずつほぐれていきます。
また、チワワが安心して休める「子どもが入らない専用スペース」を用意することもポイントです。
ペットゲートなどを使って、チワワのテリトリーを確保しましょう。
「ここにいれば大丈夫」と思える場所があるだけで、チワワのストレスはぐっと減ります。





ラテまるのペース、わかってくれてうれしいな♡
保護犬がなかなか懐かないときの対応については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。


チワワが快適に過ごせる部屋のつくり方
チワワが安心して毎日を過ごせるようにするには、「落ち着ける空間づくり」がとても大切です。


体が小さくて足腰の弱いチワワには、まず滑りにくいマットを床に敷くのがおすすめです。
フローリングのままだと、走ったときに足をすべらせてケガをしてしまうことがあります。




次に、安心できるベッドやハウスを用意して、チワワが「ここなら落ち着ける」と思える場所をつくってあげましょう。


ラテまるを迎えたときは、まずこのケージを設置しました。


ケージがあることで、外の音や光、急な物音から守られる「落ち着ける環境」になり、ストレスを減らすことができました。
子どもや来客がいても、自分だけの空間があることで安心感が生まれ、少しずつ表情にも余裕が出てきました。
また、室温・湿度の管理も忘れてはいけません。
チワワは体温調節が苦手なので、夏は熱中症、冬は冷えによる体調不良に注意が必要です。
エアコンや加湿器を上手に使って、年中快適な環境を保ちましょう。





チワワの目線でお部屋を見直して、安全対策も大切です。
- 電気コード:かじられないよう、カバーをつけるか届かない場所へ。
- 床に置かれた小物:誤飲やケガの原因になるので片付けましょう。
- 洗剤や薬品:扉付きの収納に入れて、絶対に手が届かないように。
こうした配慮の積み重ねが、チワワにとって「信頼」と「リラックス」につながる環境をつくっていきます。





このお部屋、すごく居心地いいよ!
わが家で実際に揃えたアイテムや、準備のコツはこちらで詳しく紹介しています。


お留守番が心配なときに役立つグッズとサービス
お留守番が心配なときには、便利なグッズやサービスを活用しましょう。
自動給餌器や給水器を使えば、決まった時間にご飯や水を提供できます。
また、知育おもちゃを活用すれば、チワワの退屈や不安を軽減することができます。
そして、リアルタイムで愛犬の様子を見守れる「Furbo(ファーボ)ドッグカメラ」もおすすめです。
スマホでチワワの様子を確認できるだけでなく、おやつをあげたり、声をかけたりすることもできます。


共働きのわが家では、Furboがあるだけで「もう少し外出しても大丈夫かな」と思えるようになりました。
わが家で実際に使ったレビューはこちらで詳しく紹介しています。


ペットシッターやペットホテルのサービスも、長時間の外出時に役立ちます。
これらを上手に組み合わせて、チワワが安心してお留守番できる環境を整えましょう。



お留守番中も、ママの声が聞こえると安心しちゃうんだ〜♡
チワワの外飼いを考えていたあなたへ|安心できる飼い方のヒント


なぜ「外で飼おうかな」と思ったのか振り返ってみよう



まず、ご家庭で「チワワを外で飼おう」と考えた理由を思い出してみましょう。
「外で飼おうかな…」と考えるきっかけには、以下のような理由がよく挙げられます。
- 庭が広いから自由に走らせたい
- 家の中が汚れそうで心配
- においや抜け毛が気になる
しかし、外飼いには以下のようなリスクがあります。
- 気温変化への不安
チワワは寒さや暑さに弱く、外気温の変化に対応しづらいです。 - お世話の手間
外飼いでは、天候に関係なく散歩や食事の管理が必要です。 - におい・抜け毛対策
外での飼育でも、においや抜け毛の問題は完全には避けられません。
「チワワ 外飼い」という言葉はネット検索でも見られますが、専門家や自治体の見解から見ても、適切とは言えません。
私は「愛玩動物飼養管理士2級」を取得した際、犬を飼ううえで最も大切なのは“その子の習性や性格に合わせた環境づくり”であると学びました。
特に法的な観点や動物福祉の基本は、知っているかどうかで飼い方が大きく変わります。
「愛玩動物飼養管理士2級」の資格取得については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
チワワを外で飼うことについて考えるとき、法的な観点からも「どんな環境を与えるべきか」は重要なポイントです。
環境省が定める飼い主の責務
動物の習性や健康状態を理解し、適切な環境を提供することが飼い主の責務とされています。
出典:「動物の愛護及び管理に関する法律」(環境省) (https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/1903/pdf/full.pdf)
このように、法律上でも「ただ飼う」のではなく、動物の性質に合った配慮や環境づくりが求められています。
特に小型犬であるチワワは、外飼いによる気温差や騒音などの刺激に弱く、安心できる室内環境を整えることが重要です。
これからもラテまるのように、過去を乗り越えて安心できる暮らしを送れるチワワたちが増えるよう、私たち一人ひとりの「選択」が大切です。





むかしはせまいケージの中ばかりだったけど、いまはおうちでのんびりできてしあわせ♡
チワワが家族になるということ



チワワは体重2〜3kgほどの、小さな小さな命です。
でもその小さな体には、人間と同じように「安心したい」「大切にされたい」という気持ちがつまっています。
環境省の「動物の愛護及び管理に関する基本指針」では、動物に対して「感謝と畏敬の念を持って接すること」が私たち飼い主に求められています。
環境省からの大切なメッセージ
「動物の命に対して感謝及び畏敬の念を抱くとともに、この気持ちを命あるものである動物の取扱いに反映させることが欠かせないものである。」
出典:環境省「動物の愛護及び管理に関する指針」
(https://www.env.go.jp/press/files/jp/22936.pdf)
家族になるということは、ただ一緒に過ごすだけではありません。
気温、安心、食事、健康まで、人と同じように「考え、寄り添い、守ること」なんです。
たとえば子どもの体調が悪ければ、すぐに温度を気にしますよね?
同じように、チワワの体調管理にも室温や生活リズムが大きく関わってきます。
項目 | 人の赤ちゃん | チワワ |
---|---|---|
体温調節 | 夏:25〜28℃、冬:20〜25℃が快適 | 室温25℃前後、湿度50%前後が理想 |
食事回数 | 離乳食後期:1日3回 | 成犬:1日2〜3回 |
ストレスサイン | 泣く、ぐずる、笑わなくなる | 震える、吠える、隠れる |
こうして比べると、チワワのお世話は人間の赤ちゃんととてもよく似ています。





いっしょにすごすだけで、こころがぽかぽかするんだ〜♡
チワワとの生活で家族が得られる3つのもの



室内でチワワと暮らすと、家族みんなが得られる宝物があります。
それは〈笑顔〉〈会話〉〈優しさ〉の3つです。
- 笑顔
チワワがしっぽを振るだけで、自然に笑顔がこぼれます。 - 会話
犬を話題にすると子ども同士でも会話が増え、コミュニケーションが活発に。 - 優しさ
小さな命を守る責任感が、思いやりの心を育てます。
以下のような家族の取り組みが、絆を深めるきっかけになります。
- ごはんをあげる当番表を作る
- 週末はラテまると家族みんなでおでかけ
- 散歩コースを子どもといっしょに決める
小さな協力が、大きな絆を生み出します。
また、ペットとの生活が家族のコミュニケーションを豊かにすることは、多くの家庭で実感されています。
このように、チワワとの暮らしは、家族の笑顔や会話、優しさを育む大切な時間となります。





みんなの「ニコニコ笑顔」が、ラテまるたちのしあわせ!
まとめ|チワワの外飼いはNG!家族として迎えるためにできること
チワワを「外で飼う」か「室内で飼う」か、
この記事を読んでくださったあなたなら、きっと答えが見えてきたのではないでしょうか。
結論として、チワワは外飼いには向いていません。
その理由は、体が小さくて寒さや暑さに弱く、性格もとても繊細だからです。
とくに保護犬や元繁殖犬として迎える場合は、「安心」と「信頼」の積み重ねが何よりも大切。
落ち着いた室内環境で、やさしい家族に囲まれて暮らすことが、チワワの心を癒し、笑顔を引き出してくれます。
共働きでも子育て中でも、家の中にはチワワが安心して過ごせる居場所をつくることができます。
小さな命を家族に迎えることは、忙しい毎日にあたたかな時間をもたらしてくれます。
- 家族で役割分担しながら育てる
- 安全なスペースや温度管理を整える
- ペットカメラや便利グッズで不在時の安心感をサポート
そして、何より大切なのは「命に向き合う姿勢」です。
チワワは、あなたと家族にたくさんの笑顔と癒しをくれる存在です。
「おうちがいちばん安心」と思ってもらえるような、あたたかな暮らしをつくっていきましょう。



いっしょにいるだけで、しあわせってふくらむんだ〜♡